大人気ドラマだった半沢直樹の続編が7年ぶりに放送されます!
ロスジェネの逆襲
銀翼のイカロス
半沢直樹7年ぶりの続編はこの2冊が原作!
シーズン1では、東京中央銀行の子会社である東京セントラル証券へ出向を命じられた半沢。
この記事では東京セントラル証券へ出向した半沢直樹に注目☆
「ロスジェネの逆襲」をネタバレしていきますね!
Contents
半沢直樹2【続編】ロスジェネの逆襲をネタバレ!最終回結末は爽快感抜群?メンバーの紹介!
ロスジェネの逆襲は企業買収(敵対的買収)の話。
企業、銀行、証券会社の関係性や、人々の裏切やさらなる裏切りなどが加わっていて、とてもおもしろく読み終わった時にはとてもすっきりする内容になっています(*^^)
まず簡潔に言うと、ロスジェネの逆襲では半沢率いる東京セントラル証券が圧勝します!
- 半沢直樹は買収の裏に隠された粉飾を暴く
- 営業第二部第一グループ次長へ
半沢直樹完全勝利というとても気持ちの良い結末を迎えますよ(*^^)v
企業買収には「友好的買収」と「敵対的買収」があります。
買収、つまり子会社化ということですね。
株50%以上で取締取締役の解任、3分の2の獲得で経営を支配出来るようになります。
今回は敵対的買収、つまり合意ではない買収なので、
- 買収する為の作戦(東京中央銀行)
- 買収されない為の作戦(東京セントラル証券)
となり、知恵を絞り戦います!
この攻防がおもしろい!
ではメンバーを紹介していきますね。
東京セントラル証券
- 半沢直樹:銀行の営業第二部次長から子会社へ左遷
- 森山雅弘:営業企画部調査役で半沢と行動を共にするプロパー社員
- 諸田祥一:営業企画部次長で銀行からの出向組
- 三木重行:営業企画部調査役で銀行からの出向組
東京セントラル証券とは半沢直樹が営業部長を務めている、東京中央銀行の子会社
- 東京中央銀行からの出向組
- プロパー社員(元からいる社員)
この2つに分かれています。
出向組とプロパー社員の間には信用・信頼・仲間意識などはいっさいありません。
またプロパー社員の事を、ロスジェネ世代(就職氷河期)と言います。
東京中央銀行
- 中野渡謙:頭取
- 三笠洋一郎:副頭取で伊佐山を信頼
- 伊佐山泰二:証券営業部部長で半沢とは仲が悪い
電脳雑技集団
- 平山一正:社長
- 平山美幸:副社長
- 玉置克夫:財務担当役員で有能な人物。戸村と仲が良い。
- 戸村逸樹:営業担当役員で玉置と共に東京スパイラルの買収には反対
玉置や戸村の意見を聞かないワンマン経営だが、日本のIT企業トップ!
東京スパイラル
- 瀬名洋介:社長
- 加納一成:創業メンバーで戦略担当役員
- 清田正伸:創業メンバーで財務担当役員
ロスジェネ世代の若社長。
瀬名は森山と中学、高校の同級生。
父親は株投資で失敗し借金を抱え、瀬名が中学2年生の時に自ら命を落としています。
苦労し実力で現在の地位を確立!
フォックス
- 郷田行成:社長
パソコン販売の安売りで業績を伸ばした企業。
東京スパイラルのホワイトナイトとして名前が上がるが・・・?
大洋証券
東京スパイラルが電脳雑技集団に買収されそうになる時に瀬名が相談する証券会社。
取引はあるが完全に信用はしていない。
半沢直樹2【続編】ロスジェネの逆襲をネタバレ!最終回結末は爽快感抜群?簡単解説!
詳しい説明はいいからすぐに内容を知りたい!っという人の為に簡単にまとめていきます。
平山社長は「電脳電設」を利用して電脳雑技集団の赤字決済を粉飾しています。
※粉飾とは、赤字である業績を黒字になるように不正(ごまかしている)している事
※粉飾している企業に対して銀行が融資をする事はあり得ません
電脳雑技集団が2年前設立した新会社でメインバンクは東京中央銀行。
電脳電設はゼネラル産業の子会社「ゼネラル電設」から営業譲渡を受けている。
※営業譲渡とは、企業の売買ではなく必要な事業に関する事のみを売買する事
ゼネラル産業は業績不振。
そこに目を付けた平山社長は、将来子会社にする(助ける)ことを約束し、現時点では「子会社の営業譲渡」という形でお金を動かします。
そのお金を電脳雑技集団の売上のように見せかけ、本来は赤字なのですが売上が黒字になるようにごまかしているのです。
粉飾を隠し続ける為には更なる子会社が必要になり、そこで目を付けたのがライバル会社である「東京スパイラル」
東京スパイラルは業績が良いので、買収する事によって赤字決算をさらにうやむやにしようと企らんだのです。
ラストに半沢が粉飾を暴き、伊佐山と三笠をギャフンと言わせるシーンは見ものです!
ロスジェネの逆襲のテーマは企業買収「敵対的買収」
つまり東京スパイラルは株を買われないように防衛しなければいけません。
- ホワイトナイト
- 公開買付
- 時間外取引
など株初心者では、専門用語で「?」となる事もあるでしょう。
ですがロスジェネの逆襲を理解する上で、1つ1つ学んでいくと新しい世界を知る事が出来てとても面白いですよ!
ではさらに詳しく見ていきましょう(*^^)
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半沢直樹2【続編】ロスジェネの逆襲をネタバレ!最終回結末は爽快感抜群?徹底解説!
電脳雑技団の東京スパイラル買収計画
電脳雑技集団の社長平山が東京セントラル証券を訪れ、ライバル会社である「東京スパイラル」を買収したいという話を持ってきます。
1500億円の買収が成功したら、東京セントラル証券の収益は莫大なものになります。
半沢直樹はメンバーに買収のスキームを提出するよう指示。
※スキームとは買収する為の手法の事
半沢がチームが上手く動いていない事に気が付いたのは1週間後。
東京スパイラルの買収が本当に必要な事なのか?
っという所からリサーチする必要があるのですが、1週間経ってもスキームが出来上がりません。
メンバーに忠告をしスキームが出来たのはそれからさらに1週間してからの事。
ロスジェネ世代と出向組のメンバーの対立もあり、スキームが出来上がるのに2週間も要してしまいました。
その間、平山社長への報告がなかった事もあり、東京セントラルがアドバイザーになる事は白紙に(*_*)
※担当していたのは出向組(諸田、三木)プロパー社員(森山)など
けれど後日信じられない事が起こるのです。
なんとアドバイザー契約をしたのは、親会社である東京中央銀行!
この事を知った半沢は、東京中央銀行の証券営業部長「伊佐山」だと気が付きます。
電脳雑技団で伊佐山に会っていたんですよね。
東京中央銀行は昨年電脳雑技集団に数百億円の支援をしている為、銀行から話が来た場合平山社長は断ることは出来ません。
つまり「銀行側からコンタクトをとった」という事が考えられます。
なぜ情報が漏れたのか?
その後人事が言い渡されます。
三木:銀行の証券営業部へ移動
出向組の三木が銀行への栄転を言い渡されたのです。
ですがお世辞にも仕事が出来る人ではない為、半沢もプロパー社員組も違和感を感じます。
諸田が伊佐山に情報をリーク!
諸田は後に銀行の証券営業部へ戻り、電脳雑技集団の買収案件を担当。
三木はたまたま知ってしまったけれど、銀行に戻れる事と引き換えに黙っていることにしたので同罪ですが・・・。
けれど三木はコピー係など屈辱的な仕事しかさせてもらえずプライドがズタズタに。
その後三木は半沢のスパイとして活躍することになります。
東京中央銀行の計画
伊佐山が平山社長に東京スパイラル買収戦略の提案をします。
東京スパイラル発行株式の約30%弱を購入する
東京スパイラルに気が付かれないうちに、電脳が大株主になる計画です。
ワンマン社長である平山はその場でこの戦略にOKサインを出します。
そして東京中央銀行からの融資が承認され、電脳雑技集団は東京スパイラルの買収に本格的に動き始めるのです。
半沢も東京スパイラルの株の動きをチェックしますが、電脳雑技集団が購入すると思った日に株の変動がありません。
しかし水面下で株の売買は行われていたのです。
それは「時間外取引」
時間外取引で平山社長は東京スパイラルの3割弱の株の購入に成功。
今後は過半数の株取得の為、公開買付を実施すると記者会見を開きます。
時間外取引:証券取引所を介さず株式を売買する事。証券取引所が閉まっている夜間などに株を購入しています。
公開買付:買い取る期間・株数・価格を提示します。そして市場外で一括して株を購入する事。
ですが東京スパイラルの社長である瀬名洋介は買収には反対の姿勢を示します。
そして「時間外取引」という手段で株を買い占められ、イライラを隠し切れません。
社長瀬名洋介率いるIT会社で、日本版検索サイト「スパイラル」を広めた人物。
当時アメリカが作った日本語版検索サイトがメインだった時代、瀬名は画期的な事を起こしたのです!
東京スパイラルの創業メンバーは、
- 瀬名
- 清田(財務部長)
- 加納(営業部長)
の3名で立ち上げました。
瀬名はポータルサイトのプログラミングスキルを持っていた為社長に就任。
3人で力を合わせ上場を果たし経営はとてもうまくいっていたのですが、業績の上昇がストップした昨年から瀬名は2人と意見が対立するように。
東京スパイラルの株を売ったのは「清田」「加納」
瀬名は創業メンバーから裏切られたのです。
東京スパイラルはフォックスをホワイトナイトに?
大洋証券と取引のある東京スパイラルは、どのように買収を阻止するのか案を出してもらいます。
- 新株発行
- ホワイトナイト
ホワイトナイト、つまり東京スパイラルに協力してくれる会社を見つけ発行した新株を購入してもらうという事。
ホワイトナイト企業は「フォックス」
会社名:フォックス
代表:郷田行成
業務内容:パソコンの低価格販売
郷田は新株が発行される場合、ホワイトナイト企業になる事にOKしていると大洋証券は持ち掛けます。
ですが瀬名は違和感を感じ大洋証券への返事は保留に。
フォックスにどんなメリットがあるのか?
瀬野にはフォックスがホワイトナイトになる納得出来る理由が思い浮かばなかったのです。
そして実は新株発行には問題が。
会社維持の為の新株発行は商業違反になり、上場廃止になる可能性がある
この事を瀬名はまだ知りません。
瀬名の元に森山から連絡が入り、2人は高校以来の再会を果たします(*^^)v
また半沢は一連の買収について気になる事があります。
- ホワイナイトの郷田と電脳雑技集団の関係
- フォックスのメインバンクが東京中央銀行
森山が半沢に相談した事がきっかけで、半沢は森山と瀬名3人で会う事に。
そこで瀬名は今回フォックスに買収の資金を提供したのは白水銀行だと聞いていると話します。
けれどフォックスに資金を支援したのは東京中央銀行だという情報を半沢は得ています。
この矛盾から、郷田は瀬名に嘘をついていることや、フォックスと電脳雑技集団の繋がりが発覚!
ますます大洋証券が持ち掛けた買収阻止案が怪しくなってきます。
3人は大洋証券の提案が本当に信用出来るのか、一から調べる事にします。
半沢は銀行に移動になった三木を呼び出します。
- 電脳との取引をリークしたのは諸田部長
- 三木はたまたま知ってしまったけれど、銀行へ戻れるという約束してもらい黙っていることにした事
ですが現状に不満がある三木は、半沢や森山に謝罪し、スパイになる事に。
- 銀行の東京スパイラルの買収スキーム
- フォックスの情報
を入手し半沢に渡します!
フォックスと大洋証券は、電脳雑技団側の仲間。
フォックスは電脳雑技集団に身売りしており、フォックスが東京スパイラルを買収した後、電脳雑技集団はフォックスを買収する予定。
つまりフォックスはホワイトナイトに見せかけた、電脳雑技集団の刺客だったのです!
フォックスは資金運用に失敗。
元々郷田は責めの経営をする人物だったのですが、守りに入った事で経営を見失い現在に至っています。
経営継続が困難になり、東京中央銀行に相談した時に電脳雑技集団を紹介されます。
そして自分や会社を守る為に、電脳雑技集団の申し入れを受け入れたのです。
東京セントラル証券と東京スパイラルの反撃開始!
全容を把握した瀬名は、東京セントラル証券と手を組むことに。
そして半沢は親会社である東京中央銀行との対決を決めるのです!
東京スパイラルがフォックスを逆買収
半沢は買収される側から、買収する側になる事を提案します。
フォックスが新株を購入する手続きを進めたい大洋証券。
ですが瀬名は半沢からすべて聞いている為、話を先延ばしにします。
そして嘘ばかりを述べる大洋証券に対して、半沢・森山は、内部取引の情報を見せ勝負にでます。
そして大洋証券に完全勝利し、太陽証券の広重はこの買収計画についてすべてを話すのです。
半沢の働きでフォックスの経営危機がスクープされます。
フォックスを利用しての東京スパイラルの買収計画が破綻した為、電脳雑技集団の平山社長はフォックスの買取に難色を示し始めます。
それに慌てたのは東京中央銀行の伊佐山です。
銀行はフォックスに対して多額の資金を融資しています。
それは電脳雑技集団の子会社になるから。
子会社にならないとなると話は変わってきますよね。
瀬名はフォックスに対して買収をすると伝えますが、郷田は最初に助け船をだしてくれた平山社長に絶大な信頼を寄せています。
電脳雑技集団がフォックスを子会社にしてくれると今でも思っているのです。
しかし平山社長は東京スパイラル買収の為の戦略で、現時点でフォックスには魅力がない。
つまり経営危機がスクープされたフォックスを買収するメリットはないと手のひらを返してきたのです。
信じていた平山に裏切られた郷田は途方にくれます。
そして一度は断った瀬名の買収提案に賛同することに。
子会社:コペルニクス
場所:サンフランシスコ
学生がやっている小さな通販会社で、現在成長中のコペルニクスに瀬名は目を付けました。
コペルニクスのノウハウと、東京スパイラルのノウハウを加えると莫大な利益がでると見込んでいるのです!
つまり東京スパイラルがフォックスを買収することに、大きなメリットを感じています。
半沢は東京スパイラルがフォニックス買収後の事業計画を週刊誌に話し、「独占スクープ」として週間プラチナに情報提供。
電脳雑技集団が株を購入出来ないようにする為に、東京スパイラルの株価を上げる作戦にでます。
東京スパイラルの検索エンジン「スパイラル」のアメリカ版に、新開発の検索技術を導入する。
これにコペルニクスを連動させ、全米最大の通販サイトに成長させる
また世界最大のソフト会社であるマイクロデバイスに3億の出資提携を実現
週刊誌発売後、東京スパイラルの株価は急上昇したのです♪
銀行では東京スパイラルの株を購入する為に、伊佐山が電脳雑技集団へ更なる追加融資をしてもらうように動き出します。
瀬名は電脳雑技集団を辞めた財務担当の玉置と会います。
そこで半沢の話に。
「なぜ電脳は東京ススパイラル証券に買収の話を持ってきたのか?」
っという当初半沢が疑問に思っている事を言うと、玉置はいい所に目をつけていると返事をするのです。
その後玉置は半沢と会う事に。
辞めたとは言え内部情報漏洩を拒否する玉置は言葉を濁しますが、電脳の子会社に問題があるとヒントを半沢に伝えます。
- 東京中央銀行にあって東京セントラル証券にはない情報がある
- 電脳雑技集団にとって不利益な情報が存在するが銀行は気が付いていない
電脳雑技集団には何か裏があると睨んだ半沢と森山はさらに調べていく事に。
そこで森山はある事を思い出すのです。
取引はないものの電脳雑技集団の担当である森山。
以前、電脳雑技集団の係長から「新たな子会社を設立した」と報告を受けた時に、東京中央銀行への書類を東京セントラル証券へもコピーしてもらっていたんです!
電脳雑技集団の子会社「電脳電設」を利用して、粉飾を行っている事実を掴む
東京セントラル証券にアドバイザーを頼んだのは何故?っという疑問から、粉飾の事実を隠蔽していく為に、東京スパイラル買収計画を立てた事にたどり着いたのです!
東京中央銀行は電脳電設のメインバンクである為、粉飾がバレる可能性がりますからね。
目先の欲に支配されてしまっていた伊佐山は、基本中の基本である電脳雑技団という会社についての調べが足りていなかった為、電脳電設を利用しての粉飾に気が付かなかったのです。
もしこの買収が通っていたら、東京中央銀行にも影響が出ます。
半沢は電脳雑技集団の追加融資を決定する取締役会へ。
そこで電脳雑技集団が粉飾している事実を突きつけるのです!
半沢は電脳雑技集団の東京スパイラルの買収を阻止。
その上電脳雑技集団の不正をも暴き東京中央銀行が窮地に陥るのを未然に防いだのです♪
その後、粉飾に気が付かなかった三笠や伊佐山が頭取に、半沢の電脳雑技集団への出向を提案。
(往生際が悪すぎです・・・)
電脳雑技集団の再建を半沢に任せたいと直談判をするのです。
しかし頭取は半沢の今回の活躍には一目置いています!
そして電脳雑技集団の再建を三笠と伊佐山の2人に託すと言い放ちます。
三笠と伊佐山の左遷が決定(*^^)!
そして半沢は、元々いた営業第二部第一グループ次長へ返り咲く事に(*^▽^*)
この社長の判断はとても気持ちが良いですね!
そして「銀翼のイカロス」へと続きます。

「ロスジェネの逆襲」はいかがだったでしょうか?
文句ばかり言っているロスジェネ世代の森山に対して、半沢は「戦う」事を自らの行動をもって教えていきます。
「世の中を変えられるのはロスジェネ世代で、これからロスジェネ世代の逆襲が始まる」
と語る半沢は本当にかっこいいです。
半沢と森山は働く場所は異なりますが、共に戦い続ける事でしょう。
原作本もぜひ読んでみて下さいね!